多くの女性は内向きに捻じれている股関節の歪みを代償する形で膝関節が外へ捻じれている為、今回は膝の捻じれを改善する為の簡単なエクササイズをお伝えしていきます。脚の歪みについては下記の記事で解説していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
多くの女性は膝関節が外旋してる
女性の多くが下の図のように太腿の骨（大腿骨）が内向きへ回旋している というお話を前回お伝えしました。
股関節が内向きに捻じれ、その捻じれを補う形で膝関節は外向きに捻じられることで、身体は重力に逆らいながら立つことが出来ます。
股関節が内旋すると下記のようなことが起こります。
- ふくらはぎが外に張り出す
- 血流が滞り、浮腫みやすくなる
- O脚、X脚、XO脚、外反母趾、膝痛などの原因となる
これらを改善する為には膝関節を内旋させる動きを行うことが効果的です。
膝関節内旋エクササイズのやり方と注意点
やり方
- 立ち姿勢で足を前後に開き、前に出した足のつま先を30°内へ向ける。
- 前に出している脚の膝をつま先と同じ方向へ軽く曲げる。
- 軽く曲げた状態のまま膝を正面へ向ける。(内側から外側へ。)→5回
- 正面へ向かって前へ、体重をかけながらより深く膝を曲げる。→5回
ポイント
・股関節(大腿骨の付け根)から外へ向けるイメージ。
・外側へ向けた時に、母指が浮かないように行う。
エクササイズによる効果とまとめ
ヒップアップや脚の引き締めの為に負荷の高いトレーニングを続けても、歪みがある状態ではスラっと引き締まったまっすぐな脚は手に入らず、さらに太くなったり、歪みが大きくなる原因に。膝関節の外旋はＯ脚、Ｘ脚、ＸＯ脚、膝痛、外反母趾など様々な脚のトラブルの原因となるため、それらの予防と改善に効果的です。脚の捻じれは血流を悪くし、浮腫みや脂肪の原因となるため、下半身太りにお悩みの方はエクササイズを習慣化することをおすすめします。