今回は女性に多い股関節の内旋を改善する為の簡単なエクササイズをお伝えしていきます。脚の歪みについては前回の記事で解説していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

【下半身太りの原因となる女性に多い脚の歪み】

多くの女性は股関節が内旋してる

女性の多くが下の図のように太腿の骨(大腿骨)が内向きへ回旋し、膝がつま先に対して内へ向いています。

股関節が内旋すると下記のようなことが起こります。

  • 前腿、外腿が張り脚が太くなる
  • お尻の筋肉(殿筋群)が働かなくなることでお尻が下がる、広がる
  • 大腿骨頭と寛骨臼に引き込む殿筋群の力が弱くなることで骨盤が横に張り出しているように見える

これらを改善する為には股関節を外旋させる動きを行うことが効果的です。

股関節外旋エクササイズのやり方と注意点

 

やり方(右脚の場合)

①骨盤を傾け、右のお尻を持ち上げる。
②右足のつま先を伸ばす(足裏を縮める)。
③右足のつま先は地面をタッチしたまま、右膝を曲げながら胸の方へ寄せる。
④右膝を外へ開き、右足の踵を押し出す。
⑤右足の踵を押しながら、膝を伸ばす。
⑥30回行い、反対の脚を行う。

注意点

・上半身が猫背になったり、肩が力み過ぎないよう、リラックスした状態でお腹を引き上げる
・右膝を伸ばす際、膝が地面から離れないように意識をする
・一つ一つの動作を丁寧に行う

エクササイズによる効果とまとめ

股関節の内旋はO脚、X脚、XO脚、膝痛など様々な脚のトラブルの原因となるため、それらの予防と改善に効果的です。脚の捻じれは血流を悪くし、浮腫みや脂肪の原因となるため、下半身太りにお悩みの方はエクササイズを習慣化することをおすすめします。お尻の筋肉を目覚めさせることができるため、毎日のケアとしてはもちもん、ヒップエクササイズやスクワットの前にも行うと、効かせたい筋肉に効かせることができ、身体も安定します。ぜひ行ってみてください。