「いざ、運動を始めよう」と思った時、「ストレッチ、ウエートトレーニング、ウォーキング、より痩せられるのはどれだろう?」と思ったことはありませんか?今回はその疑問を解決していきます。

ストレッチ自体にダイエットは効果なし

基本的にストレッチングには柔軟性の獲得、血行促進、リラックスなどの効果がありますが、カロリーの消費は少なく体脂肪の燃焼はあまり期待できません。ストレッチングをエクササイズという枠の中にとらえ、イメージが先行して誤解されているのでしょう。ただし、脂肪は動きにくい箇所につくため、ストレッチングによって柔軟性が上がり、可動域が広がることで、結果的に脂肪がつきにくくなる効果はあります。

ダイエットは食事による摂取量のコントロールが大前提ですが、食事だけで効果をえようとすると体脂肪よりも筋肉が減少する割合が高くなり、健康にも体脂肪の減少においても良い結果が得られません。場合によってはリバウンドによって逆に体脂肪を増やすことにもなります。そのため、食生活の改善と平行してウエートトレーニングのような無酸素運動とウォーキングやジョギングのような有酸素運動を取り入れることが大事なのです。

無酸素運動+有酸素運動

まず、ウエートトレーニングのダイエット効果についてですが、これは長期で成果を得られるもの捉えてください。ウエートトレーニングで筋肉を増やすと基礎代謝が増え、痩せやすい身体、そして体脂肪がつきにくい身体を獲得することができます。しかし、筋肉の増量は簡単なことではなく、少なくとも4ヶ月なため即効性は望めません。長い目でみた痩せる身体の土台づくりと捉えましょう。反対にウォーキングやジョギングに代表される有酸素運動には、脂肪燃焼の即効性が期待できます。ある一定の脈拍を維持しながら有酸素運動を続けていくと、15~20分ぐらいから体脂肪の燃焼の割合が高くなります。すなわち、運動中、そして運動後、しばらくは体脂肪が燃焼しているわけです。

まとめ

ダイエットに近道はありません。体脂肪の減少を目指すなら、食生活の改善を行いながら、有酸素運動とウエートトレーニングをバランスよく続けていくことが効果的です。また、身体が硬く、動くことが億劫な方やハードな運動に抵抗がある方は、ストレッチングから始めて運動慣れするのもおすすめです。