今まで運動習慣がなかった方は、ウォーキングやストレッチなど、簡単なことから習慣にしていくと良いでしょう。段々と身体を動かすことが「気持ちいい」と感じられるようになったら、筋肉に負荷をかけることで、代謝アップやメリハリのあるボディラインをつくることが出来ます。今回はトレーニングの効果について説明します。

トレーニングとは

トレーニングとは、筋肉や心肺機能を鍛えるために意図して運動することです。例えばウエイトトレーニングは、筋肉量を増やして筋力を高める効果があります。ジョギングやエアロビクスなどの有酸素運動は心拍数を高めて心肺機能を強化し、血液を効果的に供給できるようにする効果があります。

トレーニングのダイエット効果

トレーニングをすると、体が運動に適応し、体脂肪が燃えやすくなります。すなわち痩せやすく、持久力のある体になるということです。ただし、そのためには運動を習慣づける必要があります。運動に慣れていない人の場合、有酸素運動の主な燃料は糖分です。血中の糖分やブドウ糖を使い果たしたら、疲れて動けなくなります。しかし3ヶ月以上トレーニングを続けていると、糖分がなくでも動けるように体が変化します。体脂肪をうまく燃やせるようになるのです。

トレーニングの習慣化で体脂肪が減る

この変化は細胞レベルで起こります。運動をすることで細胞内のミトコンドリアが増え、より効率的に脂肪をエネルギーに変えることが可能になります。身体の中に蓄えられているエネルギー量は糖分よりも脂肪の方がずっと多いですから、脂肪を使えるようになれば持久力は大きくアップします。プロのアスリートが長時間運動し続けられるのはそのためです。体脂肪燃やす能力を高めると、ダイエットも楽になります。体重が減るだけでなく、脂肪が減って筋肉が増え、引き締まった体になります。単なる食事制限よりもずっと効率よく太りにくい体を作ることができるのです。

まとめ

トレーニングは「やらなければいけない」と義務感で始めると続かなくなります。負荷の少ないストレッチやウォーキングからはじめ、「どんな身体になりたいのか」を明確にして、トレーニングを行うと、食べても太りにくく、メリハリのある身体になります。