ダイエットを始めて順調に体重が落ちていたけれども、ある時から減らなくなる。そんな経験はありませんか?これがダイエットの「停滞期」と呼ばれているものです。

体重の減少が停滞する理由

そもそも、なぜ体重の減少がストップするのでしょうか?その理由は、私達の体に備わっているホメオスタシス(恒常性)という機能が関係しています。ホメオスタシスとは身体の状態を一定の状態に保とうとする働きのこと。体重の減少という異変に身体が気が付き、生命維持の為の防衛本能で身体の状態を一定に保とうとすることで、体重の減少が止まります。

では早速、停滞期に入ってから意識すべき3つのポイントをお伝えします。

1.体重の変化に執着せず淡々と取り組む

停滞期は体重の数値を目標にするよりも、「行動を続けること」を目標にしましょう。停滞期の注意点は、体重が減少しないことでやる気が無くなり、元の食生活に戻ってリバウンドしてしまうこと。また、ホメオスタシスは身体の防衛本能であるため、焦って極端な食事制限を行うと更に停滞期が長引いたり、リバウンドの原因になります。「ダイエット中、停滞期はあるもの」と知り、体重に一喜一憂せず、今まで取り組んできたことを淡々と続けましょう。

2.食事量や内容を確認する

ダイエットを始めてしばらくすると、無意識の内にルールを自己流に変えてしまいがち。始めよりも、量が増えていたり、質が変わっていたりしないか、一度見直しましょう。また、ダイエット中は同じ食材や調理法に偏りがち。「いつも鶏肉ばかりだったのを豚肉にしてみる」「キャベツばかり食べていたけれど、普段は食べない旬の食事にしてみる」「サラダが多いのを、蒸し野菜にする」など基本のルールは守りつつ、変化をつけると、身体とって刺激となります。

3.3ヶ月は続ける

停滞する期間には個人差があり、2週間~1カ月ほど続きますが、身体が慣れると、再び体重が落ち始めます。3ヶ月経っても停滞するようであれば、行っているダイエット方法が合っていない可能性がありますが、2週間や3週間、体重に変化が無くても焦らずに、3ヶ月は続けながら身体の様子を観察しましょう。

まとめ

停滞期は私達の身体を守るために起こる反応であり、悪い現象ではありません。ですが、停滞の理由を知らず、無理に焦ったり、諦めてしまうと、望む身体は手に入りません。ダイエットに挫折してしまったきっかけとしても少なくない停滞期。不安になりすぎず、食事で栄養を摂りながらダイエットを続けましょう。