私達の身体は食べたものを消化・吸収、代謝し、余分なものは排泄をするという働きを日々繰り返していますが、1日のうちで最も機能が活発になる特定の時間帯があります。今回は体内リズムを活かした痩せやすい食生活をご紹介します。

24時間のリズム

身体の機能が1日のうちで最も活発になる時間帯は以下の通りです。

午前4時〜正午:排泄
正午〜午後8時:消化・代謝
午後8時〜午前4時:吸収

上記のサイクルに合わせた生活をすることで、食べたものが身体に蓄積にくく、痩せやすくなります。

朝は一杯の水分と果物を摂る

午前4時〜正午は排泄と浄化の機能を妨げないことが大切です。特に夕食が19時以降になることが多い現代では、朝からしっかりとした食事を摂ると朝食の消化にエネルギーを使うため、排泄の働きが落ちてしまいがち。目が覚めてから12:00までは水や果物など消化に負担のかからないものを摂るようにしましょう。

まずは白湯または常温の水を1杯

眠っている間に発汗した分の補給と体内の浄化に必要なのが水分です。ただし、冷たい水は内蔵を冷やし、消化の働きを鈍らせるため、白湯または常温の水を摂りましょう。天然の海塩がある場合はひとつまみ加えるとミネラル補給になるのでおすすめです。

朝食は熟れた果物がおすすめ

朝食は素早くエネルギー源となり、消化に時間のかからない果物がおすすめです。ただし、複数の果物を同時に摂るとそれぞれの酵素が影響し合い消化に時間がかかるため、1〜2種類にしましょう。熟れた果物だとより消化に負担がありません。お米を食べたい場合はお粥などのなるべく流動食のような状態にしたり、液状になるまで良く噛むなどなるべく固形のまま飲み込まないよう心掛けてください。

昼食を1日のメインにする

正午〜午後8時は消化の代謝の機能が高まる時間。特にタンパク源となるお肉は消化に時間がかかるため、消化の機能が高まる昼食時に摂ると効果的。脂肪の少ない赤身肉がおすすめです。スープや味噌汁などの汁物かお湯を最初に摂ってからおかずをいただきましょう。炭水化物を食べるのは最後、量はこぶし1つ分(80g程度)におさめると更にダイエット効果が高まります。

昼食は1日の中でも比較的自由に食べられる時間。昼食から夕食までの時間が長い為、昼食で定食スタイル(主菜、副菜、汁物、主食)を意識した食事を摂ると、満足度が高くお菓子などの間食の予防にもなります。デザートなどを食べたい場合は昼食後か15時までに摂ると、脂肪として蓄積されにくくなります。

夜の炭水化物は控えめに

午後8時〜午前4時は吸収の機能が高まります。夜遅くや寝る直前の食事は消化不良や脂肪を溜め込む原因に。なるべく寝る2時間前までには食事を終えるよう心掛けましょう。夜の炭水化物は特に脂肪になりやすいため、野菜や海藻類、肉、魚、豆類をメインとして摂り、炭水化物は無しするかこぶし1つ分(80g程度)におさめましよう。

まとめ

同じのもを食べたとしても、体内でどのように処理されるかによって、体型や体重は異なります。それぞれの時間帯に適した食べ方を取り入れ、食べながら太らない体づくりをしていきましょう。また、ライフスタイルや体質によって、「いつ、どれくらい食べると調子が良いか?」は異なりますので、体内リズムに合った食べ方を参考にしながら自分自身にフィットするダイエット方法に取り組んでください。