身体を動かす習慣のない方におすすめなのが、ストレッチです。特に就寝前のストレッチは睡眠の質も上げるため、一石二鳥。ストレッチが重要であるということは、すでに広く知られている事実ですが、具体的に「なぜ重要なのか」「ストレッチを行うことでどのようなメリットがあるのか」などについては、正しく理解できていない方がほとんどです。そこで、今回は寝る前のストレッチの効果を5つご紹介します。

肩こりや痛みが和らぐ

毎日の疲れや運動不足などで筋肉が硬くなっていると、血管が筋肉に圧迫され、酸素や栄養が十分に運搬されません。酸素が不足している血管には、血管を拡張させる作用のある物質が分泌され、それが受容体で感知されると痛みを感じます。ストレッチをして柔軟性が上がると血管の圧迫が緩和され、痛みが改善されることで心地よく感じます。

リラックスできる

心地の良いストレッチをすることで肝臓や副腎、膵臓、腎臓の交感神経を低下させることがわかっています。特に、副腎や腎臓の交感神経が低下すると、体温や血圧が下がるので、リラックス効果があります。

熟睡に繋がる

体温が下がる時に就寝すると睡眠の持続時間が延長することが分かっているので、寝る前のストレッチは寝つきをよくしたり熟睡に繋がります。

むくみが取れてスッキリした身体になる

ストレッチを行うと凝り固まった筋肉がほぐれ、身体全体や関節の動きが良くなります。すると血流やリンパの流れも良くなり、老廃物が流れやすくなるので、むくみ対策に効果的です。

ダイエットや美肌に繋がる

睡眠の質が上がることで成長ホルモンがしっかりと分泌するといわれます。成長ホルモンは脂肪燃焼やお肌の新陳代謝を促進するため、質のいい睡眠はダイエットや美肌に効果的です。

まとめ

今回は寝る前ストレッチの効果について詳しくご紹介しました。ストレッチは健康面、ダイエット面に良い影響をもたらしてくれるうえに、運動のパフォーマンス向上やけが防止などさまざまなメリットがあります。身体の機能を高めるうえでも、ストレッチは重要な動きといえますので、習慣化して生活の一部に取り入れることもおすすめです。