ダイエット中の買い出しで何を買えばいいか迷ったり、つい同じものばかり買っていることはありませんか?今回は食材選びで迷わない為のコツをお伝えします。

ダイエット中に摂りたい栄養素

栄養素は、食物の中に含まれているさまざまな物質のうち、生命活動を営むため人間の身体に必要な成分であり、タンパク質、脂質、炭水化物(糖質、食物繊維)、ビタミン、ミネラルに分類されます。その中でも意識的に摂りたいのが、タンパク質、ビタミン、ミネラルの3つです。

タンパク質、ビタミン、ミネラル不足は肥満の元

タンパク質は「第一に大切なもの」という語源を持つように筋肉、皮膚、髪の毛、骨、血管、内蔵といった身体を構成する元となります。タンパク質が不足すると、筋肉が分解され、基礎代謝が下がり、1日の消費量が低下することで、同じ量を食べても太りやすく、痩せにくくなります。また、糖質、脂質、タンパク質などを体内で代謝するにはビタミン・ミネラルが必要であるため、ビタミン・ミネラルが不足をすると、代謝されない分の栄養が脂肪として蓄積したり、浮腫やすくなります。

日本人は1日の摂取カロリーのおよそ6〜7割を糖質から摂取していると言われており、無意識に生活をしていると、どうしても糖質に偏りがちです。意識的にタンパク質、ビタミン、ミネラルを摂り、不足しがちな方は良質な脂質をプラスすると良いでしょう。

安心して食べられる食材の一覧

上記の栄養素を踏まえ、ダイエット中におすすめの食材をまとめてお伝えします。

・種子類(クルミ、アーモンド、ごま など)
・海藻類(わかめ、昆布、海苔、ひじき など)
・野菜(なるべく緑黄色野菜を多めに。ほうれん草、ブロッコリー、小松菜 など)
・魚介類(養殖ではなく天然であるとより良い。アジ、サバ、サンマ など)
・肉類(赤身で抗生剤やホルモン剤を使用せずに育った肉だとより良い。鶏肉、牛肉、豚肉 など)
・きのこ類(しいたけ、舞茸、しめじ など)

量や頻度に気をつけて選ぶもの

・豆類(大豆、ひよこ豆 など)
・イモ類(さつまいも、じゃがいも など)

上記の2つの食材も毎日同じものを食べたり、量が多すぎなければ、特に問題はありません。

「マゴニハヤサシイ」で覚える

「安心して食べられる食材」を満遍なく摂ることで、栄養バランスが整いやすくなります。この頭文字を並べたのが、「マゴニハヤサシイ」。マは豆類、ゴはごまなどの種子類、ニは肉類、ワはわかめなどの海藻類、ヤは野菜、サは魚、シはしいたけなどのきのこ類、イはイモ類です。

まとめ

食事を選ぶ時に、食材のカロリーや栄養を一つ一つ調べるのは大変手間です。食べて身体の栄養になる食材を知っておくと、買い出しや外食の際にスムーズに決めることができ、便利ですので、ぜひ活用してください。