皆さんは朝起きて、どういった行動をとりますか?習慣は無意識に繰り返され、その行動によって健康度も変わります。今回は痩せやすい身体をつくるために、ぜひ取り入れたい習慣について説明します。

朝日を浴びる効果

朝、目覚めてから太陽の光を浴びることで、身体が「活動モード」になります。その理由は、朝日を浴びることで、夜の間眠っていた脳内の神経伝達物質・セロトニンが活発になるから。それによって活動の自律神経である交感神経が優位になり、やる気や集中力が上がります。さらに自律神経・体内時計が整うことで、睡眠の質が上がります。睡眠の質が上がると、代謝が上がり、結果的に痩せやすくなります。ある実験によると「年齢・運動量・食事内容にかかわらず、朝日を浴びる時間が長ければ長いほど、被験者のBMI値が低くなる」ということが分かったそうです。朝置きて日の光を浴びることで、睡眠の質も高まり痩せるだけでなく、より充実した一日を過ごすことが出来ます。

白湯の効果

白湯はお水を沸かしたお湯を適温まで冷ました飲み物のことをいいます。朝は胃腸が冷えているので、白湯を飲むことで内臓が温まると消化力も高まります。一口ずつ10~20分ぐらいかけて飲むのが理想的。白湯には下記のような効果があります。

①代謝あげて痩せやすい体質になる

白湯を飲むと胃腸などの内臓機能を温めることができるので、飲んだ直後から全身の血の巡りがよくなります。内臓温度が1℃あがると基礎代謝も約10~12%上昇して脂肪燃焼率がよくなります。痩せやすい体質を維持できるのでダイエットに適しています。

②美肌になる

白湯には血液を温めて動脈や毛細血管を広げ、血液の流れをよくする効果があります。血流がよくなることで、デトックス効果が高まり、体内の老廃物が排出されやすくなります。その結果、肌のターンオーバーが整い、肌トラブルの解消にもつながるのです。

③便秘やむくみを解消

外部温度よりも食べ物や飲み物などの影響を受けやすいのは深部体温といわれる臓器の温度です。体内で酵素が働きやすい体の深部体温は37.2℃前後で、深部体温が高くなると血液の循環が促進され老廃物の排出が高まります。温められた白湯を飲むことでむくみ・便秘の解消や、冷え性の改善につながります。

起きぬけの一杯の白湯は、水よりも人の体温に近いので胃腸への刺激が少なく、スムーズに吸収されます。また、就寝中の体は体温を調節するため、コップ1杯分もの汗をかいています。失われた水分を補うためにも、目覚めたあとの水分補給は大切です。

まとめ

朝のちょっとした習慣によって一日の元気や健康が変わります。朝日で身体と意識を活性化させ、白湯でデトックス効果をアップし、痩せやすい身体をつくりましょう。