最近SNSなどで話題になっている「ファスティング」。ダイエット目的でファスティングを行う方が多いですが、本質的には腸内環境改善や体質改善が目的です。
私自身ファスティングの資格を持ち、実際にお客様のサポートなども行っていましたが、目的ややり方を正しく理解せず、また「ファスティングできる身体の状態」を整えずいきなり断食を実施すると、食べられないストレスなどから暴飲暴食に繋がり逆効果になるケースも多いです。
そこで今回はファスティングよりも安全に、腸内環境を整える方法をお伝えします。
自己判断でのファスティングは危険
ファスティングには様々なやり方があります。一番手軽な方法は半日断食。朝食や夕食を酵素ドリンクに置き換え、16時間以上食事を摂らずに過ごします。
次に手軽な方法は1日断食です。1日食事を酵素ドリンクに置き換えます。
デトックス効果などが期待される方法は3日以上の断食です。協会によって様々なやり方がありますが、3日以上のファスティングを行う場合は準備食・回復食を行うことが推奨されています。また、初めて行う場合はファスティング指導者の指導を受けることが推奨されます。
まとめると半日〜2日の断食は比較的に手軽に行うことができ、3日以上の断食の知識を持った指導者をつけ正しく行う必要があります。ただし、1日の断食でも不慣れな方にとってはストレスも大きく、頭痛などの様々な反応が出る可能性があるため、3日以上のファスティングと同様、準備期を設けることが個人的にはおすすめです。
初心者におすすめのやり方
「食事を抜くのは不安」「でも腸内環境を整えたい」という方にまずおすすめの方法が「3日間回復食食を摂ること」。
回復食はファスティング後のデリケートな腸に負担をかけない食事が推奨されている為、胃腸の疲れを改善することができます。また、味覚のリセットにもおすすめです。
胃腸は3~7日で代謝し、生まれ変わると言われているため3~7日回復食を行うことで、身体の軽さを感じられます。
〈回復食のやり方〉
動物性食品(肉、魚、卵、乳製品)、揚げ物を除いた食事を用意します。マゴワヤサシイ食材は覚えておくと普段の食事でもバランスよく栄養を摂ることができます。
好ましい食材:お米およびマゴワヤサシイ食材
マゴワヤサシイ食材 とは
マ・・・豆類、納豆、豆腐、味噌、大豆など
ゴ・・・ゴマ、ナッツなどの種子類
ワ・・・わかめ、昆布などの海藻類
ヤ・・・野菜類
サ・・・魚(動物性のタンパク質なので回復期は控えめに摂取)
シ・・・しいたけ、なめこなどのキノコ類
イ・・・イモ類、ジャガイモ、さつまいもなど
控えるもの:肉や乳製品、揚げ物、小麦粉製品、チョコレートなどの菓子類、添加物、加工品、ファーストフードなど高んぱく高脂肪な食べ物。コーヒーなどカフェイン入りの飲み物。
■まとめ
普段の食事を回復食に置き換えることで、胃や腸、肝臓や腎臓などの臓器を休ませます。また、消化酵素の消耗を抑えることで、からだの浄化や修復など自己治癒力を高めます。肌荒れや腸内環境、食欲の乱れが気になる方はぜひ実践してみてください。