私たちの生活において見た目、特に「スタイル」は永遠の課題とも言えます。人間は古より「美」を価値として重んじ、美を宿す人を「素晴らしい」と評価してきました。現代においても「美」のアドバンテージは大きく、自分個人としてそして社会における一人として「美」を確立することに勤しむことは大切なことですね。

今回はボディメイクにおいて重要な3つの要素について解説します。それぞれバランス良く取り組むことが長期的な美しさに繋がっているのでぜひ、抜けなく取り組みたいところです。

ボディメイクの3大要素とは?

ボディメイクの3大要素は「食事」「運動」「睡眠(休息)」です。ボディメイクつまり、自分のボディラインを理想へと牽引するとき、この3要素の1部にアプローチしがちで、例えば「食事法」「減量法」「増量法」「ランニング」「睡眠のゴールデンタイムは・・・」etc..さまざまに言われますが、これらはバランスで成り立っているので全体にアプローチすることでより快適に続けられるようになります。

1要素だけでは継続が難しい

「食事」「運動」「睡眠(休息)」の3大要素はそれぞれにバランスがあって成り立っていいます。例えば、食事法を変えて「低カロリー状態」で減量を目指そうとした時、栄養に対して充分に配慮をしなければ、一日の内臓の回復に使われる生体エネルギー分のカロリーが不足してしまいます。私たちのエネルギーは生体エネルギーを優先としてカロリーが使われ、その後、活動エネルギーや骨や筋肉の修復などに使われますが、全体のカロリー摂取量の低下状態とともに、ビタミンやミネラル等の必要な栄養素が充分に供給されないとき、内臓の修復が充分に追いつかなくなってきます。更に、その回復は主に「睡眠時」に行われます。回復が充分でない状態が長期化すると、内臓の炎症等が長期化することで体調が悪くなることもあります。実際にトレーニング業界(トレーニーたちのあいだ)ではよくあることで、充分に配慮をしても、いき届かず体調を崩してしまうこともあるので、ボディメイク初期のカラダが慣れていないときには過度な増減量は控え、ゆるやかな調整とともに身体を慣らす期間を設けたいものです。それにしても「マッチョな人たち身体は強いが胃腸は弱い」というのは、なんとも可愛いトレーニングあるあるです。

身体の変化量は小さいほど優しい

先の例は、ボディメイクを「食事法のみ」で成そうとしたときの一例なので、必ずしもそうだというわけでなく、あくまで姿勢として「身体の変化は慎重にしよう」というニュアンスをお伝えするための一文です。また、食事法のよくある例ですが、慣れないうちから過度な低カロリー状態になることで、身体のなかのホルモンバランスが急激に変化し、食事後1,2時間後に、今度はもっと食べたくなる「食欲の振り戻し」はよくある例ですが、これは食事法と運動法を並行して行うことで食欲が抑えられる効果があります。「運動法のみ」でボディメイクを行った際にも、必要な栄養が足りなければ、運動で付けた筋肉を分解してエネルギーとすることにもなりますし、充分な睡眠が確保できないと、内臓が活動が鈍くなり、栄養を摂取し難く脂肪として蓄積されやすい身体に方向性として向かっていくので、食事法も運動法も効果はどんどん薄くなっていきます。

これらに共通して言えることは、「過度な◎◎」は身体にとって負担であるということ。巷では1ヶ月で体重マイナス◎◎Kg!!など讃えられているので、それらを目指しがちですが、正確に表現すれば短期的に◎◎kgという成果は、ビジネス(経営的成果)として素晴らしいのであって、その後1ヶ月、2ヶ月後の体組成や血管の健康度(よく栄養学での健康指標として用いられる)を追跡調査したとき、より健康度が高くなっているかが、結局のところ私たちが重要視するべきことです。ボディメイクがごく短期間の出来事なら短期的成果も大事ですが、カラダは一生モノ。変化量は小さく、長く続けるほど身体に優しいのです。

やはりボディメイクを考えるときには、一局面だけで猛進しようとせずに、「食事法」「運動法」「睡眠法」それぞれをバランス良く見る必要がありそうです。また、ボディメイクに既に取り組まれている方も「美」は「健康」の延長にあると覚えておいて頂けると嬉しいです。

まとめ

ボディメイクとは「食事」「運動」「睡眠(休息)」3要素すべての質を向上させること

身体の変化は慎重に。緩やかなほど素晴らしいと心得よう

美は健康の延長にある