表層意識と深層意識

 

 

 

私たちが日常的に行っている

「思考」とは、意識の働きのことです。

 

その意識には、

「表層意識」と「深層意識」という

2種類の意識があります。

 

 

表層意識とは、

私たちが自分で認識できていると感じる

「理性的な意識」のことで、

五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を

通じて外界を認識します。

 

 

例えばそれは、

「今日の晩御飯は何にしようかな」

「時間がないからバスじゃなく

タクシーに乗ろう」といった、

頭で考えていることです。

 

 

それに対し、深層意識は

表層以下の深い意識のことをいい、

自分で意識的にコントロールすることが

難しい無意識の思考です。

 

 

表層意識が「理性」によって

コントロールすることが出来るのに対し、

深層意識は「本能」「感情」によって

大きく影響され、ひらめきや直感を

生み出します。

 

「旅行の前日、ワクワクしすぎて

目覚ましより早く目が覚めた」

 

「一目会った相手に

いつの間にか好意を持っていた」

といったことは、深層意識の

働きによるものです。

 

 

 

 

 

深層意識が大半を占める

 

 

 

意識全体に対し、

表層意識は全体の5%、

深層意識はその大半の95%を

占めています。

 

自分で自分の意識だと

認識している表層意識は、

実はほんのわずかに過ぎないのです。

 

 

この構造を氷山に例えてみましょう。

 

氷山というものは、

地表に見える氷の部分は

実は氷山全体のほんの一部でしかなく、

その大部分は海中に隠れています。

 

つまり実際の氷山は、

私たちが地表から確認できるよりも

はるかに大きいものなのです。

 

 

意識もこれと同じで、

自分で認識できる表層意識は

意識全体のほんの一部であり、

私たちの意識のほとんどは、

自分でコントロールすることが

難しい深層意識ということです。

 

しばしば、「そんなことは

望んでいない!!」といったことが

現実に起こってしまうとしたら、

実は表層意識ではなく、

深層意識で望んでいたことかもしれません。

 

 

意識全体によって思考が生まれ、

思考によって行動し、

その結果現実が創られるならば、

現実はこの95%の深層意識に

支配されていると言っても

過言ではないのです。

 

 

 

 

 

深層意識は、私たちを動かす大きなエネルギー

 

 

 

あなたは、頭では良いと

わかっているけれど、

なんとなく気が向かない、

やりたくないといって物事が

進まなかった経験はないでしょうか。

 

 

例えば、「上司の言うことは

至極もっともなのだけれど、

この人の言う通りにするのは

なんだか嫌だ」と思うとき。

 

この場合、冷静に考えれば、

上司が自分のことを思って

アドバイスをくれていることも、

 

上司のほうが知識も経験も

自分よりはるかに上なことも、

自分にとってのその仕事の重要性も

十分理解できています。

 

表層意識では、上司の言うとおりに

すべきだとわかっているのです。

 

しかし、その上司が自分の

嫌いなタイプだったらどうでしょう。

 

 

表面的には

従っているつもりだったとしても、

実際には耳を貸していないかもしれません。

 

深層意識にある「あの人は嫌いだ、

あの人の言うことは聞きたくない」

という感情が、

無意識に邪魔をしているのです。

 

 

感情が伴わないことを、

人は積極的に取り組むことができません。

 

なぜなら、表層意識に影響する理性よりも、

深層意識に影響する感情のほうが、

意識全体に与える影響力が大きいからです。

 

 

つまり感情(深層意識)は、

私たちを動かす非常に

大きなエネルギーであると言えます。

 

 

 

 

 

表層意識が舵を取る

 

 

 

思考量として占める割合は

少ないけれども、表層意識も

非常に重要な役割を果たします。

 

 

表層意識だけは、直接的に

自分の意思でコントロールすることが

できるからです。

 

 

イメージは、あなた自身が

チームをまとめる司令塔になったと

思ってください。

 

バスケットボールならポイントガード、

野球ならキャッチャー。

 

司令塔=表層意識が、

その他の選手=深層意識へ指示を出し、

試合の流れをコントロールするのです。

 

 

つまり多くの深層意識たちを

自分が向かいたい方向に動かすには、

表層意識の舵取りが非常に重要

だということです。

 

 

仮に、「なんとなくやりたくない」と

無意識に深層意識が

邪魔をしていたとしても、

嫌だろうが何だろうが絶対にやる!と

表層意識でより強く決めさえすれば、

私たちは動かざるを得ません。

 

 

望み通りの現実を創るためには、

表層意識でしっかりと舵をとり、

深層意識の膨大な思考エネルギーを

いかにうまく活用するか、

そのことが非常に重要なのです。

 

 

 

表層意識が舵を取り、膨大な

エネルギーを持つ深層意識を動かす。

 

 

 

 

 

** LESSON  **

 

Q1.あなたが長い間努力し続けているものの、

なかなか状況が好転しないことはありますか。

考えてみましょう。

 

(例) もっと稼ぎたい。

そのためにまずは売上成績で

社内の営業No.1になりたい。

 

 

 

Q2.もし自分の中にいる

もう一人の自分が、その状況が

良くなることを望んでいなかったとしたら、

どんな理由が考えられるでしょうか。

 

(例)仕事で成果が出るともっと自分に

仕事が集まってきて、仕事一本になって、

自分の自由な時間がなくなるんじゃないか・・。