不幸を望んでいる?

 

 

 

私たちの現実は、必ずしも

良いことばかりではないでしょう。

 

病気、借金、失業など、

“一見”非常に悪い出来事のように

思えることも現実となります。

 

ですが、思考が現実を創ったと

考えると・・・。

 

その最悪な状況を、自らが

思考していた(望んでいた)、

ということになるのです。

 

 

例えば、病気。

あなたは連日連夜の残業漬けの日々で、

ついに体調を崩し、

入院することになってしまったと

イメージして下さい。

 

寝ても覚めても仕事のことしか

考えていなかった生活が一変。

 

食事や身の回りの世話は

全て看護師さんがやってくれ、

腫れものに触るように

周りは皆あなたの体調を

気遣ってくれます。

 

仕事もないので、

思う存分寝ることもできるし、

読みたかった本を読んだり、

テレビやDVDを

観たりすることもできる。

 

お見舞いに来てくれた

会社の同僚からは、

「体調を壊すまで頑張った

頑張り屋さん」という目で見られ、

「しばらくはゆっくり休んでね」、

と励ましの言葉をもらえる。

 

 

例えば、失業。

不況の影響で、あなたは10年間

勤めた会社との契約を

切られてしまったと

イメージして下さい。

 

次の仕事がすぐには見つからず、

まずは実家に戻りました。

 

あまり好きでもない仕事を、

生活のために嫌々やっていた毎日。

 

ところが、実家では寝るところも

食事も十分にあり、失業保険を

貰っているので当分はある程度

自由に使えるお金もある。

 

いつでも、地元の仲の良い

友人たちと会える。

 

周りの人からは「あなたは悪くない、

会社が悪いから、社会情勢が悪いから」

と、時代に翻弄された

“悲劇の”ヒーロー扱いをされる。

 

 

どうでしょうか。

 

たまにはこんなこともありじゃない?と

思った人もいるのではないでしょうか。

 

 

また、このような人が

あなたの身近にいたとして、

あなたはこの人に

どのような印象を持ちますか?

 

頑張り屋さん、

不運を引き受けてしまう良い人、

などと、この人自身に対する評価は、

意外とプラス側であるかもしれません。

 

 

 

 

 

楽をして、達成感らしきものを得ようとする

 

 

 

 

冷静によくよく考えてみると、

この感覚はちょっとおかしいな

ということに気付くはずです。

 

私たちは生きていく中で、

認められたい、達成感、

優越感が得たいという思いを

強く持っています。

 

 

ですが、体調を崩してまで

よく頑張ったね、と言われるのと、

コツコツ努力し、本当に仕事で

成果を出して認められるのと、

どちらが本当の意味での

達成感でしょうか。

 

もちろん、後者です。

 

 

しかし、本当に達成感を

得るためには地道な努力が

必要なので、その努力をせずに

 

楽をして達成感(のようなもの)を

味わいたい、という思いがあると、

不幸を望むことがあります

 

 

不幸になると、

自分が特別な努力をしなくても、

あたかも達成感のような

「良い気分」を味わえる気がするのです。

 

いつも良くないことばかり

思い煩っている人は、

楽をして優越感、達成感を

得たいと思っているのかもしれません。

 

自分では望んでいないと思うような

出来事が現実となったとき、

しばらく時間が経って自分自身の

気持ちが落ち着いた状態で、

「もしこの状況を自分が

望んでいたとしたら・・・」と

考えてみましょう。

 

そうすると、自分自身が

本当は何を考えていたかを

読み解くことができます。

 

 

最初は、

認めたくないかもしれません。

 

しかし、ごまかさずに自分と向き合い、

それを少しずつでも

受け入れていくことが、

自分自身で望み通りの現実を

創っていくための力を身につける

第1歩となります。

 

 

根底に「楽をしたい」という思いがあると、

不幸を作り出す。

 

 

 

 

 

** LESSON  **

 

Q1.最近あなたの身に起こった、

良くない出来事を挙げてみましょう。

 

(例)任された重要な仕事で、大失敗をした。

 

 

 

Q2.もしその出来事にもメリットが

あったとしたら、と考えてみましょう。

 

(例)誰かが手伝ってくれれば、自分の仕事が減る。

心配してもらえる。

助けてもらえる。

 

 

 

Q3.1項のLESSON Q2.を振り返り、

「もしその現実を自分が望んでいたとしたら」

その現実を創った理由は何だと思いますか。

考えてみましょう。

 

(例)

・社内の昇格試験に落ちたこと

→努力することから逃げようとする

自分の怠慢な性格を、自分自身に

わからせるため。

 

・車で事故を起こし、入院したこと

→ゆっくりできる休みが欲しかったため。

働きたくなかったため。

自分の運転技術に対する驕りを戒めるため。